2020.07.23 Thursday
テーブルコーディネート教室の予習復習:
テーブルコーディネート教室のカリキュラムの中には、2回、私オリジナルのフラワーアレンジメントレッスンが組まれています。
そこには様々な意味が込められていて、一言では伝えきれないくらいです。
色彩への関心を高めてもらうこと。ご自身が持っていらっしゃる美意識に気がついていただくこと。
それだけはどうしてもレッスンしたいな、と思ってカリキュラムに入れました。
私とお花のご縁は、母が小原流をしていたこと。そして、祖母が毎日お庭からお花をつんで、朝食に小さなお花のブーケを食卓に飾ってくれていたこと。家のいたるところに生きたお花が美しく飾られていたことに端を発しています。
毎日目にするものですから、影響力は大きかったです。自然と、絵画など色彩への学びに繋がっていきました。
大学院での研究テーマは、大きく言えば、「芸術における視覚性と聴覚性の問題について」ということになるのですが、色彩・形・それに付加されている文化的象徴的意味への興味を、ただただひたすら追いかけました。
日本で「フランス・ヨーロッパ」について広めたい、とりわけ、テーブルコーディネート教室では文化的意味合いまでも!。フランスってどんなところ?、どんな暮らしをしているの?、どうしたら向こうで楽しく旅行ができるの?、いいサービスをフレンチレストランで受けたいわ。などなど、様々なご要望にお応えしていかれるお教室でありたいです。
下記は、前回のパーティー学とフラワーアレンジメントの時のものです。素敵なお花に感動したこと、今も覚えています。新しいブログにも残しておきたくて掲載します。
過去ブログより:
ディプロム試験が迫っている生徒さんの作品。
試験には関係ありませんが、フワラーレッスンを通して、気づかせて頂いたことがことがありブログにしたためたいと思います。
お菓子もお料理も学ばれ、お教室の立ち上げとほぼ同時期にご入会してくださった生徒さんのお一人です。今も継続して学んでくださっていて、テーブルコーディネート教室で、初めてのフラワーアレンジメントに臨んでいらっしゃいました。
初めてなんです・・・。
なんども繰り返していた言葉に、ドキドキしているんだろうなと思いつつ、大丈夫だからと放っておきました。長いおつきあいの生徒さんならわかると思いますが、私なりの愛情表現です。
賭けでもありました。
賭けは見事に当たり、想像以上のものでした。
美意識は生来のもののみならず、後天的に養うことができると信じてきました。感性とか、センスと言われるものも鍛えることはでき、磨きをかけられる場に身を置き、学びを重ねさえすれば、きちんと結果となって出てくる。そう信じてテーブルコーディネート教室を軸に、お菓子、お料理とレッスンを三つ巴で開催して参りました。
これでよかった! 間違いなかった。
テーブルコーディネートのすべてのカリキュラムを終えようとしている今、ヨーロッパの風景が体感として身に宿っていることと思います。きっとそうなっているはずなので、ご自身で自覚なさるといいです、ほかの方もそうして下さい。上質なヨーロッパのライフスタイル。そこに原点があること。そこに創造する力の源が出来上がっていること、認識していただきたいです。
この作品を見ていて、ヨーロッパのテイスト、つまり、田園調布サロンのブランドイメージが定着していることを確認させて頂きました。嬉しかったです。肩の荷がおりたという感じかな・・・。
スキルではないもの。形ではない大切なこと。そこが定着しているかどうかが、オーナーとしては一番大切にしたいことで、ブランドイメージだったり、お教室の理念のようなものが形になっているものを作ってくださるたびに、どの方にも感謝の気持ちでいっぱいになります。お菓子もお料理もそうです。
田園調布サロンでしていることは、フランス、広くはヨーロッパの食卓文化の継承でもあります。教育事業の個人版のようなものです。私から生徒さんへ、正しいものが伝わっていく手応えを得られた意義は大きいのです。
10周年を迎え、お教室の体制と内容を少しだけ変革している最中ゆえに、このお花のレッスンはあまりにタイムリーな助けになりました。ちょっとだけ頭のてんこちょにハゲらしきものができ始め、どうしよう・・・と思っていたところでしたから(笑)。
生徒さんを抱えながらの改編ですので、緩やかなものになります。ご心配なさらずに、いつもの通りにレッスンにいらして下さい。これから体験レッスン、ご入会をひかえている皆様には、ご入会時にあらましをご説明いたします。公式サイトを通じての正式なご報告はもう少し先になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。