東京・田園調布 お菓子教室・フランス料理教室・テーブルコーディネート教室 村松操 主宰/サロン・ド・トレミニョン テクニック・マナー・インテリジェンス

menu

もっと見る

大使館にて フランス大使に献上された大きなガレット・デ・ロワ

2020.01.28 Tuesday

日仏の架け橋に:

新年恒例の広尾フランス大使館・大使公邸で催された、ガレット・デ・ロワの表彰式の様子です。

クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ主催。伝統菓子の本来の魅力や文化を大切にすること。そして、それを伝えたいと願う方々がお集まりになっている会です。

毎年、フランス大使公邸で催されるエピファニー(駐日フランス大使へのガレット・デ・ロワの献上式と新年の祭典)。

正統派ガレット・デ・ロワの文化と、その普及を核とされていることがパンフレットに書かれていました。

お正月にパリで行われたガレット・デ・ロワのコンクールのお話は、大変興味深かったです。日本とフランスでのお菓子に対する価値付けの違いなのかな、とも思ったり、「ヌーベル」という新しさへの挑戦についても考えを新たにしました。

この大きな大きなガレット・デ・ロワ。美味しかった~。

来年パリのコンクールではきっとご活躍されることでしょう。今年見事に受賞された可愛らしいパティシエールさんのように。

応援しています。

author:村松操

フランス伝統菓子の祭典 ガレット・デ・ロワの大使館パーティー

2019.12.31 Tuesday

第二の故郷フランス
伝統の食芸術がつなぐ日仏の友好

今年も、東京広尾、フランス大使館・大使公邸にて、『クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ』主催によるパーティーが開催されました。

表彰式、そして、たくさんのガレット・デ・ロワの試食、お集まりの皆様との交流など、新年をフランス菓子愛で満たすステキな催しです。

伝統菓子の本来の魅力や文化を大切にする、というクラブの趣旨の元、正統派のガレット・デ・ロワとその文化の普及にふさわしい作品と出会える貴重な式典です。伝統菓子の奥深さを知っていただきたいと願っている私にとって、このクラブの存在は大きく、ご一緒させていただけることにありがたさを感じないではいられません。

フランス菓子のみならず、ヨーロッパを代表する由緒正しきお菓子には、定まった形があり、名称も決まっています。

お菓子のルーツを知っていただきたい、そして、お菓子は欧州の文化遺産なのだということも知っていただきたい。そんな思いを強くしてくれた貴重なパーティーでした。

私も、現代の流行は踏まえつつも、根幹にあるヨーロッパ・フランスの歴史文化が伝わるお菓子、お料理、テーブルコーディネートを心がけています。

形には意味があります。模様には祈りが込められています。

どんなに時代が移り変わろうとも、人々の願いは同じ。幸せであること。祈りです。お菓子に秘められた不思議な物語を広めながら、これからも一層、お教室主宰に励もうと思った一日でした。

過去ブログより:
2019年2月22日記

ガレット・デ・ロワの麦模様 大使館パーティーにて

2019.12.30 Monday

伝統菓子に込められた祈り
時代が変わっても私たちの願いは一緒

2017年のフランス大使館パーティーで撮らせていただいたものです。今年はわけあって出席できず、友人からの気遣いで頂戴したフォトを眺めて、いいな・・・・と思っておりました。

豊かな実りを願う伝統的な麦模様。

単純そうな『麦の模様のガレット・デ・ロワ』も、素敵なデザインなんですよ。さすがだな~と、うっとり。

2018年の日本は、大雪、不作、食材の高騰、流通の麻痺、という、私たちの生活の根底を揺るがす自然界の波に晒されています。持病をお持ちの方や、お歳をめされた方々、妊婦さん、子供達など、この寒さがこたえるのではないかと案じてしまいます。

今日も雪がどんどん積もっています。太陽が恋しいです。庭の土は凍りつき、鉢植えのパンジーは、必死に耐えているようです。

チューリップやパンジー、ビオラは、こうした厳しい冬を越したものが、春に美しい花を咲かせるとうかがったことがあります。場所によっては、お花自体が氷ってしまったようにも見えて心配。復活するのでしょうか。

お野菜も果物も、天然のお魚たちも、この気候のために入手が困難になってきています。輸入物の果物も影響を受けているそうです。漁師さんたちは海がしければ漁に出られません。農家さんも苦労して収穫しても流通がストップすれば、その実りは・・。

願いを込めて、麦のガレット・デ・ロワ、アップします。

豊作を願い、一年の実りを願っていた古の人たちの思いが、今、伝わってくるようです。みんなが願って、日本本来の緩やかな季節の移り変わり(四季)が取り戻せるのなら、そうありたいと思うばかりです。

明日は節分です。どうか、明日を節目に、優しい日差しが戻り、みんなに安心をお授けくださいますように。

過去ブログより:
2018年2月2日記