2020.07.22 Wednesday
お菓子教室の予習復習:
去年の夏にレッスンした『レモンのアントルメ』。フランス菓子の美味しさをわかっていただくには、こうした高級スイーツのレッスンが一番!
ムースの作り方には様々ありますが、このケーキほど手の込んだものは珍らしく、手間はかかりますが、一度口にしたら忘れられない、そんなケーキです。
「記憶に残り続けるお菓子・お料理を」。
何年経っても、何十年経っても、「あの時のだっ」という喜びは、きっと皆様も経験なさっていることと思います。
幸せってなんだろう・・・・と思ったとき、そうした深みのある経験と言ったらいいのでしょうか、それがどれだけ自分の中に残っているのか、そこに「豊かさ」があり、豊かな時の流れの中を生きていられる幸せがあるように思います。
今日のように蒸し蒸しした日は、レモンのケーキが欲しくなりました。
さっぱりしていて、上質さのある旨味もしっかり残っていて、見た目も爽やかで。そういう贅沢をしたくなります。
写真だとわかりにくいですが、海の泡をイメージしたグラサージュのかけ方をして、遊びココロもレッスンしました。この時のデコレーションは私の方である程度ナビゲーションしました。2回目になる方には、「基本の型」がすでに理解できていますから、ご自由に!、としています。
デコレーションには一人一人の個性が出ます。個性を育てるには、まず基本。なぜそうするのか、どうすると・どうなるのか、美はどのように生まれてくるのか。などなど、元美術史講師をしてきた私としては、非常にこだわりを持って、デコレーション(お料理では盛り付け)タイムを重視しています。特技なので。
美術品の鑑定の時のように。観察力、審美眼、直感、そして、すべてのベースとなる美の理論(美の構造学のようなものです)。
またみんなの作品、じ〜〜〜っと見つめて、あれこれとウンチクを言わせていただきたいです。8月はお教室レッスンできますように!!
author:村松 操