東京・田園調布 お菓子教室・フランス料理教室・テーブルコーディネート教室 村松操 主宰/サロン・ド・トレミニョン テクニック・マナー・インテリジェンス

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フランスの4月の伝統 お魚を象って楽しむお料理「ポワソン・ダブリル」

2020.04.01 Wednesday


フランス料理教室:

今日、4月1日はエイプリールフール。

お昼間、受講生の皆様にメールをお送りしました。内容は本当のことです。念のため。

フランスのエイプリールフールの過ごし方として「ポワソン(魚)ダブリル(4月の)」というものがあります。いたずらをしたりするのは日本と一緒。店頭にお魚を象ったお菓子が並んだり、飾り物が置かれたり、「これが復活祭?」と勘違いしてしまった思い出があります。

その国その国の年中行事や、伝統的な営みには、それぞれ深い意味があり、人(人類)というのは多かれ少なかれ共通した思考を持つ生き物なんだなと感じます。ポワソンダブリルも、その一つの顕れでしょう?

パイでお魚丸ごと包み込み、パイ飾りをほどこして、オーブンで焼き上げます。

フォトは以前、お料理教室で撮ったものです。30センチ✖️40センチの大きなプレートいっぱいの大きさ。パイ生地はお菓子教室用のバター100パーセント使用のものを6枚用意。

お魚の中にはファルスを詰めます。背開きにしてからになりますが、難しかったら3枚おろしをして挟んでもいいと思います。家庭料理として手抜きをできるところは引き算して下さい。

休講続きで寂しいですが、今は感染拡大が収束を祈るばかりです。

生活も社会も一変してしまい、家族と過ごす時間が増えたのはいいけれど・・。皆様の心が少しでも不安から解放されますように。このお料理に願いを込めて掲載します・・・。

author:村松 操