東京・田園調布 お菓子教室・フランス料理教室・テーブルコーディネート教室 村松操 主宰/サロン・ド・トレミニョン テクニック・マナー・インテリジェンス

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色彩美 朝・日の出前の空のグラデーション 

2023.01.03 Tuesday

穏やかなお正月を過ごしています。こういうときでもないとブログを更新することもできないかな・・・・と思い書いています。

文章を書くのは好き。気ままに思いつくままに。わたしの思ったことに共感してくださる方がいらしてくださったならば、さらに嬉しい。そんな感じです。

朝、太陽がこれから地平線から登り始めそうな頃、まだ夜を感じさせる薄い紺色をした空がまだ残っている頃。あ〜なんて美しいんだろう、地球って、て思います。夜明け前、直前の美しい空のグラデーション!

薄い黄色から、薄いオレンジへ、そして薄いブルー。ブルーの色がどんどん濃くなって、太陽の影響をまだ受けていない青色の世界へ。飛行機に乗って、半分の地球が昼間で反対側の地球が夜を迎えている、そんな景色を眺めては感動していたことを思い出します。太陽の光によってくっきりと丸い地球が映し出されている光景は神秘的。

昨年は、442年ぶりに皆既月食・天王星食がありました。

くすんだ赤い色をした月をわたしはず〜〜〜っと眺めていました。古の1580年の時代のことを想像しながら。ゆっくりとゆっくりと月が隠れて行く様。なんと表現するのがいいのか言葉につまりますが、畏怖の念のようなものが心に浮かんで来ました。

壮大な宇宙。天体がこうして運行して、私たち太陽系の星々は、星そのものが生きているということだったり、遠くから軌道にのっとってやってくる天王星という未知なる星が月食を通して私たちの前に現れてくれること、などなど。

時々、かぐや姫になってどこか地球とは違う何処かに帰りたい・・と思ってしまうのは、宇宙のそうしたロマンに憧れているからでしょう。

もう数時間もすれば夕空にオリオン座をシリウスが輝き出します。冬の星座ですね。オリオンとともに生きる真冬。オリオン座が夜空から姿を隠す頃、私たちは春を迎えます。

今年のお花見はどんな風に過ごせるのだろう。すべきこと(タスク)はあれど、心のゆとり・豊かさは持ち合わせていたいと願うわたしです。

祖父が祖母に贈った指輪 

2023.01.01 Sunday

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日は元旦なので、今夜の夢は初夢となりますね。

ということで、わたしが12月4日の明け方に見た夢のことをお話しします。昨年、2020年のお彼岸の時に壊れてしまった指輪を修理してもらいました。祖父が祖母に贈った品物です。祖父が祖母に注ぐ愛が形となっているものとして、わたしは大切にしてきました。ちょうど指のサイズが合い、レッスンでも身につけていたと思います。

数年ぶりに復活した指輪。そして、今年の12月は祖母の13回忌。その法要の朝に、なんと祖父が夢に出てきました。祖父の元気な姿と声を聞くのは数十年ぶりです。かつて一度だけ夢に出てきてくれましたが、その時はなぜかお経を唱えていて、????という謎の夢でした。今回のはごく普通の幸せな家族としての夢で、幼い頃にとても愛されていた感覚が体に蘇りました。

さらにこの夢には面白い展開があって、というのも、祖母の13回忌でありながら、ご住職に法要のお願いをしている際に、意外にも、祖父と祖母、二人連名でのお塔婆を立てたら、とご提案をいただき、それがいい!!とすっごく腑に落ちるものがあり、12月4日の日曜日に無事に法要のお願いをしていたところでした。

法要のその朝に祖父が夢に出てくるなんて。住職の考えた粋な計らいが天に通じたのでしょう。

祖父と50代前半で死に別れとなった祖母の人生は、心細いものであったと思います。「困っても相談できる人がいない・・・」と口にしていたことを思い出します。そのような中でも、凛として、どこか孤高の人のような人を寄せ付けない部分もありましたが、笑顔が「福の神のようだ」と言われていたり、わたしと二人で銀座を歩くと、祖母の美しさにすれ違う人たちが必ずと言っていいほどに振り返って祖母を見るのがわたしの自慢でした。

心は形を求め、形を心を呼び覚ます。大好きな言葉です。

公式サイトの「コンセプト」のページに綴った文章の根底には、この思いがありました。今となっては、「伝統」にこだわりすぎた文章となっていて、描き直したいな〜と思ったり。

この指輪を見ていると、祖父が祖母をどんな女性として見ていたか、それがわかります。この形に祖父の思いが、愛が詰まっているのだと。だから大切にしたいのです。

とりとめもない話をしてしまいました。どうか今年一年がわたしにとっても、皆様にとっても、幸多き年となりますように。離れていても心が通じていること、わたしは信じています。

        

追伸:物理的なお教室を閉鎖したことでご心配をおかけしてしまったようで、ご連絡をいただきました皆様には、本当にありがたく思っています。卒業されてもわたしの生徒さんはわたしの生徒さんです。なかなか返信ができる体制にまだ整っていないため残念ですが、もうしばらくお時間をください。リニューアルしたわたしをお披露目できる時が来ましたら、またお目にかかりましょう。

ご報告

2022.08.03 Wednesday

コロナ禍から数年間、対面レッスン未開講の状況が続いていることもあり、このほど一旦、7月をもちまして物理的な教室としてのサロン・ド・トレミニョンを閉鎖いたしました。

今後につきましては、Webの活用など、その他、模索しております。また具体的に決まりましたら、あらためてご案内させていただきます。

物理的なお教室は無くなりましたが、わたしが活動を続けていく限り、サロンは形を変えて続いているものと思っております。皆様にもそのように思っていただけたら大変嬉しく思います。

現役の受講生の皆様にはすでにご報告しておりますが、何かご用命がございましたら、携帯電話のメールアドレスの方へ、よろしくお願いいたします。


また、ご縁のありましたすべての皆様にお礼の気持ちをお伝えしたいです。素敵な人生の時間を共に過ごしていただき、誠にありがとうございました。体験レッスン、通常レッスン、イベント、その他、お一人お一人の関わってくださった生徒さんのお顔が浮かびます。

わたしの理想、信念、希望、そんなキラキラした一時代をお教室とともに過ごせたことを心より感謝申し上げます。

今後のわたしのこと、どうぞ応援してくださいませ。まだ暗中模索ですし、ディプロム取得直前の生徒さんへの対応もあります。みんなが幸せでありますようにと願っています。